西ヨーロッパの大国に囲まれる国、スイス。機械・化学・製薬などの分野において非常に高い技術を有しており、酪農においても盛んな国です。たとえば、スイスは世界チーズ消費量TOP10位に入り、国民一人当たり平均して年間約21kgを消費しているとの統計が公表されています。
スイスの郷土料理として「チーズフォンデュ」は有名なので、チーズの消費量が多くても不思議ではありませんね。そこで、この記事では、お取り寄せできるスイス産チーズの種類をご紹介します。スイス産のチーズをお探しの場合は、参考にしてみてください。
※注意※
掲載されている情報は執筆時点のものです。最新の在庫状況や入手方法については、各メーカーや販売業者の公式ウェブサイトをご確認ください。
「チーズの王様」とも呼ばれている、スイスを代表するチーズです。一塊のチーズを作るのに約1000リットルの牛乳が必要で、100kg前後という大きな円盤型に成型され熟成されます。なお、切った断面に直径数cmの穴がたくさんあいているのですが、これは「チーズアイ」と呼ばれているようです。エメンタールはチーズフォンデュに使われるチーズとして有名で、クリーミーでマイルドな深みのある味を堪能できます。
エメンタールと並ぶスイス2大チーズの一つ、グリュイエールです。マイルドな口当たりで少し酸味があり、エメンタールよりクリーミーでナッツのようなコクがあります。スライスしてそのまま食べることができ、サンドイッチ、グラタン、サラダにも良く合います。ただ、最も有名な食べ方はやはりチーズフォンデュです。
スイス料理の「ラクレット」に使われるチーズです。チーズの断面に熱を加えて溶けた部分を削ぎ、パンや野菜、ジャガイモなどにかけて味を楽しむことができます。なお、こちらの商品は強いアンモニア臭がしますが、まろやかでコクがあって優しい味わいに仕上げられています。
スイスで最も長い歴史を持つ、牛乳を原料として作られたチーズです。熟成期間が16ヶ月~3年ほどと非常に長いため、引き締まった旨みを感じることができます。なお、スプリンツは専用のカンナ(ピーラーで代用可)で薄くスライスして食べることが一般的です。パスタやサラダなどに散らして食べると味を堪能できます。
12世紀にスイス・ジュラ地方のベルレー修道院で誕生したといわれるチーズです。塩水で磨きながらエピセアというモミの木の一種から作った板の上で熟成させるため、表皮はねっとりと湿っており、強めの匂いと風味を持っています。なお、「ジロール」という専用のチーズ削り器にセットし、ハンドルを回転させてチーズを削ることが一般的です。削った後はそのまま食べることもでき、コクのある濃厚な味わいを堪能することができます。