情熱的なお祭りや多くの世界遺産に登録されている国、スペイン。観光大国としても知られているスペインですが、以外とチーズの種類も豊富にあります。
しかし、チーズにおける知名度の高い国の情報であれば日本でもすぐ手に入るものの、スペインにおいては輸入量の関係から認知度が低いといわれています。そこで、この記事では、お取り寄せできるスペイン産チーズの種類をご紹介します。
スペイン産のチーズに興味がある場合は、参考にしてみてください。
※注意※
掲載されている情報は執筆時点のものです。最新の在庫状況や入手方法については、各メーカーや販売業者の公式ウェブサイトをご確認ください。
アサフ種という肉用の大型羊の良質なミルクを使用して作られた、アルバラシン社製の羊乳チーズです。さわやかなコクがあってあっさりしており、ナチュラルな風味でクセが少ない万人向けのチーズに仕上げられています。そのまま食べても美味しく、肉にのせたり粉末にしてパスタにふりかけても相性抜群です。
スペイン中部に位置するラ・マンチャ地方を発祥とする、羊乳を原料に作られたチーズです。羊からとれる乳を使用し手作りされたチーズで、羊乳特有の甘みとミルクのような甘い香りが特徴です。薄くスライスして食べると味を楽しむことができ、サンドイッチやサラダにも合います。なお、マンチェゴはスペインで一番有名なチーズで、スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテス作の「ドン・キホーテ」にも登場しています。
スペイン北西部ガリシア地方で製造された、牛乳製セミハードチーズです。アベドゥールという樺の木を使い燻製にして作られており、ミルクからくるほのかな酸味とスモーキーな香りを感じられます。クセが少ないので食べやすく、コーヒー牛乳のような味が特徴です。そのままスライスして食べても美味しいですが、サンドイッチやサラダにトッピングしても合います。
地元で生産されたワインに35日以上浸して熟成させたチーズです。スペイン東部、地中海沿岸地域の新鮮で味が濃く、繊細な味わいを持つ質の良い山羊乳とワインを合わすことで、独特な味わいを作りだしています。赤ワインと合わせて食べると味を楽しむことができるチーズです。
スペインのラ・マンチャ地方で作られている、羊乳と白ワインを使用して熟成させたチーズです。スペインを代表する白ブドウ品種、ペドロ・ヒメネスから作られたワインを染み込ませ、6ヶ月以上熟成させて仕上げられています。フルーティな香りを楽しみながら、そのまま食べることのできるチーズです。
スペイン南東部に位置するムルシア州で飼育されている、山羊「ムルシアナ・グラナダイナ種」のミルクを使って作られたシェーブルチーズです。地元の赤ワインで洗いながら最低6週間成熟させており、生地はねっとりとしてクリーミーです。また、甘味・酸味・塩分のバランスが良く、濃厚なのにすっきりとした独特の味わいがあります。そのまま食べることができ、日本酒、ウィスキー、ワインなどと相性の良いチーズです。
