世界的に有名なチーズの産地情報【代表的なチーズも紹介】

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世界的に有名なチーズ産地
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チーズは世界的に人気のある食品であり、多くの国で生産されています。

ただ、特に有名なチーズの多くは、その土地の気候や風土に合わせて作られており、その土地ならではの風味や特徴を持っています。

このため、各地には多くの代表的なチーズの産地があり、それぞれの土地の文化や伝統を反映しているわけです。

そこで今回、世界的に有名なチーズの産地についてご紹介します。

代表的なチーズも簡単にまとめて紹介しているので、今後の参考にしてみてください。

目次

フランス

フランス

フランスは多くの種類のチーズを生産していることで有名です。

詳しくは、以下にフランスで代表的なチーズの種類と特徴をご紹介します。

カマンベール(Camembert)


カマンベールは、フランスのノルマンディー地方で生まれたチーズですが、現在は世界中で広く生産されています。カマンベールは外側に白カビが生えた円盤状のチーズで、クリーミーで濃厚な味わいが特徴です。なお、熟成が進むにつれて味わいが深まり、滑らかさと香りも高まります。一方、カマンベールにはロングライフタイプが存在しますが、こちらは加熱殺菌して熟成を止めているため、時間が経過しても風味に変化はありません。このため、安定した品質のもと味を楽しむことができます。

ロックフォール(Roquefort)


ロックフォールは、フランス南部・アヴェロン県のロックフォール=シュル=スールゾン村にある洞窟で生産されている、羊乳を原料とした青カビチーズです。外側は黄色みを帯びた白い外皮で覆われており、内部には繁殖させたペンシリウム・ロクフォルティという青カビにより熟成させています。羊乳独特のコクと甘みがあり、塩味はとても強いです。なお、ロックフォールは世界三大ブルーチーズと呼ばれています。

ブリー(Brie)

ブリーチーズは、1000年以上前にフランスのブリー地方で生まれたとされるチーズで、現在は世界中で生産されています。クセが少なくクリーミーでマイルドな味わいが特徴で、フランスだけでなく世界中で人気を集めるチーズです。なお、熟成が進むごとに違った風味を楽しむことができます。

コンテ(Comté)


コンテはフランス東部のジュラ山脈地方で生産されるハードチーズで、牛乳を使用して作られています。濃厚で芳香のある風味が特徴で、熟成によって味わいが深まっていきます。なお、コンテ1個の重さは40kg前後もあり、一つを作るために450L以上もの牛乳が必要とされるようです。

エポワス(Époisses)


エポワスは、ブルゴーニュ地方のエポワス村で生産されているウォッシュチーズの代表格です。ワインとの相性が良いことで知られています。オレンジ色の表皮に覆われており、強い芳香を持ち、濃厚な味わいととろけるような食感が特徴です。

以上、フランスで代表的なチーズの種類と特徴を簡単にご紹介しました。この他にもフランスでは数多くの種類のチーズが生産されており、それぞれ独自の味わいを持っています。

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イタリア

イタリア

イタリアは世界的に有名なチーズの産地として知られており、多くの種類のチーズが生産されています。以下に、イタリアで代表的なチーズとその産地をご紹介します。

モッツァレラ(Mozzarella)


モッツァレラはイタリアで生産されており、特にカンパニア州の南部に位置する都市ナポリ周辺で有名です。モッツァレラは水牛の乳から作られるのが一般的で、外側はしっとりとした弾力性があり、内側は柔らかく、ミルクの甘みがあります。そのまま食べたり、サラダやピザのトッピングとして使われたりすることが多く、イタリア料理でよく使われるチーズのひとつです。

パルミジャーノ・レッジャーノ(Parmigiano-Reggiano)


パルミジャーノ・レッジャーノは、イタリアのエミリア・ロマーニャ州の特定の地域で生産されているチーズで、「イタリアチーズの王様」と呼ばれています。原料は牛乳を使用しており、熟成期間中に厳重な検査を行いながら2年、またはそれ以上の期間熟成させて作られる特別なチーズです。なお、パルミジャーノ・レッジャーノは非常に硬く、塩味が効いた風味が特徴で、パスタやスープ、サラダ、肉料理などの様々な料理に使用することができます。

ペコリーノ・ロマーノ(Pecorino Romano)

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ペコリーノ・ロマーノは、イタリアのラツィオ州を中心に生産されている硬質チーズです。また、サルデーニャ島でも生産されており、主に羊乳から作られています。ペコリーノ・ロマーノは塩分と風味が強いのが特徴で、古代ローマ時代から食べられきたと言われている歴史があります。なお、熟成に時間がかかり、最低5ヶ月から1年以上かけて熟成させているとのこと。食べ方としては、パスタやリゾット、サラダ、肉料理などの料理に使用すると美味しいです。

ゴルゴンゾーラ(Gorgonzola)

ゴルゴンゾーラは、イタリア北部のロンバルディア州とピエモンテ州にまたがる地域で生産されている青カビチーズで、世界三大ブルーチーズの一つです。クリーム色の中身に青いカビが生えた独特の模様が特徴的で、香りや風味は強く、塩味も少しあります。そのまま食べても美味しいのですが、サラダやパスタ、ピザなどに使用するのもおすすめです。

ブッラータ(Burrata)

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ブッラータは、イタリア南部のプーリア州が発祥の地とされている、水牛乳を使用して作られることが多いチーズです。もちもちとした巾着状のモッツァレラの生地の中に、生クリームとストラッチャテッラと呼ばれるモッツァレッラを細かく刻んだチーズがたっぷり入っています。なお、ブッラータは伸びが良く、もっちりとした食感があり、クリーミーで濃厚な味わいが特徴です。単体で食べれるのはもちろん、トマトと合わせたカプレーゼにしても美味しいです。

以上、イタリアで代表的なチーズとその産地をご紹介しました。

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スイス

スイス

スイスで最も有名なチーズと言えば、エメンタール、グリュイエール、ラクレットなどが挙げられます。

エメンタール(Emmental)

エメンタールは、スイスのエメンタール地方で生産されているチーズで、大きな穴が特徴的なハードタイプのチーズです。「チーズの王様」とも呼ばれており、一つが100kg前後という大きな円盤型のチーズに形成されます。エメンタールはナッツに似た木の実の香りとほのかな甘みがありますが、ややマイルドな風味で塩分も控えめです。なお、エメンタールの食べ方で最も有名なのは、スイスの定番料理であるチーズフォンデュです。

グリュイエール(Gruyère)

グリュイエールは、スイスのフリブール地方とベルン地方で生産されているハードタイプのチーズです。牛の乳を原料にして作られており、熟成期間は最低5か月以上は必要とされています。グリュイエールの特徴は、黄色い色合いと、直径が約55~65cm、重量が約25~40kgほどあること。そして、まろやかで芳醇な風味の中に独特の塩味があり、柔らかくてなめらかな食感が特徴でもあります。なお、グリュイエールはエメンタール同様に、伝統的なスイス料理であるフォンデュによく使用され、ラクレットにも使用されています。

ラクレット(Raclette)

ラクレットはスイス、フランス、イタリアのアルプス地方で生産されているチーズで、スイス・ヴァレー州のアルプス山脈地帯が最も有名です。ラクレットは牛乳を原料に作られるハードチーズで、ナッツのような香りとまろやかなコクがあります。なお、ラクレットは断面を熱で溶かして削ぐ料理で、溶けたチーズを茹でたジャガイモにかけたり、パンに塗ったりする食べ方が一般的です。

以上が、スイスの代表的なチーズですが、その他にも風味や特徴が異なる多数の種類があります。

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オランダ

オランダ

オランダは、ヨーロッパでも有名なチーズの生産国の一つです。オランダで生産されるチーズの中でも特に有名なのは、以下の2種類です。

ゴーダ(Gouda)

ゴーダはオランダで生産されているセミハードタイプのチーズで、世界的に人気があり、日本でも親しまれています。牛乳とレンネット(凝乳酵素)を原料に作られており、外見は薄い茶色の円盤型で、約12kgの重さがあります。なお、熟成期間によって風味が異なり、若いゴーダはマイルドでクリーミーな味わいがあり、長期熟成されたものは濃厚でナッツのような風味が特徴的です。

エダム(Emda)

エダムチーズは、オランダの北部の町エダムが原産のセミハードタイプのチーズです。牛乳を使用して作られており、熟成にはチーズダニを用いられます。外見は丸い形をした赤いワックスで覆われたチーズで、口に入れるとバターのような風味と酸味が残ります。なお、脂肪分が低いチーズとしても有名です。そのまま食べることができるほか、粉チーズにしてサラダやパスタにかけても相性が良です。

以上が、オランダで有名なチーズです。なお、ゴーダやエダムはオランダの代表的なチーズですが、他にも多数の種類のチーズが生産されています。

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イギリス

イギリス

イギリスは多くの種類のチーズが生産していますが、その中でも特に有名なチーズをいくつかご紹介します。

チェダー(Cheddar)

チェダーチーズは、イギリスのサマセット州チェダーで生まれたチーズであり、現在は世界中で広く生産されています。主な生産国はアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスなどです。チェダーチーズは牛乳を原料とし、爽やかな酸味があり、濃厚な風味と豊かな香りが特徴です。なお、熟成度によって味わいが異なり、若いものは柔らかく、爽やかな酸味とマイルドな味わいを持ち、熟成するにつれてより強い味わいと香りを持ちます。

スティルトン(Stilton)

アイチーズ

スティルトンはイギリスで生まれた青カビチーズであり、フランスのロックフォール、イタリアのゴルゴンゾーラと並ぶ、世界三大ブルーチーズの一つです。表皮は茶色がかっていますが中身はクリーム色をしており、繁殖して広がった青カビが織りなす模様が特徴的です。なお、スティルトンは独特な香りと濃厚なコクを持ち、セロリと食べたり野菜のトッピングにすると美味しく食べることができます。また、クラッカーやステーキの上にのせても美味しいです。

レッドレスター(Red Leicester)

レッドレスターはイギリスのレスターシャー州で生まれたチーズで、主にイギリスや北欧などで生産されています。チェダー同様の方法で作られていますが、アナトーと呼ばれるうるし科の木の樹液でオレンジ色に着色されています。外見はオレンジ色をしており、ほんのり甘くまろやかな風味が特徴的です。

ウェンズリーデール(Wensleydale)

ウェンズリーデールは、もともとイングランドの北部にあるヨークシャー州で生産されていたチーズで、現在は主にイギリスで生産されています。なお、ウェンズリーデールは青カビ、セミハード、フレッシュタイプに展開されている珍しいチーズです。このため、見た目や味が異なり、それぞれ違った味わいを楽しむことができます。

以上がイギリスで有名なチーズですが、この他にも多くの種類のチーズが生産されており、地方によって異なる特徴的なチーズも多数あります。

世界的に有名なチーズの産地まとめ

世界的に有名なチーズの産地と代表的なチーズをあわせてご紹介しました。

今回ご紹介したチーズはそれぞれ独特の風味や香り、食感を持ち、世界中で愛されています。

様々な楽しみ方をすることができるチーズなので、興味のある場合はぜひ実際に味わってみてください。

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